自意識
強い自意識は神経をすり減らす。
学生時代にもすり減らしているときがあった。あの頃は大体女性について考えており、むしろそれしか考えることがなく、銀杏BOYZを聴いて叫びながら夜道をチャリで爆走していた。あの頃は暇だった。
人間は暇があると色々なことを考える仕組みになっており、行き着く先はネガティブと決まっている。学生は、あーでもないこーでもないと考えるのが本分なところもあるからそれでよかった。
今は没頭することがない暇な状態で、それがネガティブを連れてきた。またはネガティブが先で、没頭をやめてそれで暇になるということになったかもしれない。
暇が先かネガティブが先かはどちらでもいいが、忘れていたこの事実を思い出した。
ただ、自意識は悪いことばかりではないと気づくのが大人になった点だ。
自意識は自分を守りたい心から表出され、それは自己愛と言い換えられる。きっと世界のどこかの教授が唱えているに違いない。
自己愛は自分を強くする。思春期から今日まで少年ジャンプの主人公になりたい、という心からの想いでトレーニングに励み、選択を迫られた際にはルフィや桜木花道を思い浮かべてきた。
強い信念と自信がある奴はカッコいい。これに気づいたからには今後、自意識(ネガティブ)を感じた際には自己愛(ポジティブ)の方に置き換えていきたい。
ということで、少年ジャンプは人生だ。最近の漫画は知らないけど、今の中高生にも同じことを感じてほしい。
今日はなかなかポジティブである。
誕生日
その日人類は思い出した。
4連休の最後、誕生日を迎える恐怖を。
小学校の頃、自分は周りより何でも出来る天才だと心から思っていたから、この年になればサッカー選手か漫画家になると思っていた。
中学校の頃も勉強はそこそこな努力でめちゃくちゃやってる人と同じくらい出来ていたから、きっとやりたいことを選んで好きな女の子と結婚も出来ると思っていた。
よくある話だと思う。
よくある話だからそうはなっていない。ちょっと器用で初速があるだけだった。
現実は仕事ポンコツだし、結婚のケもない。
仕事面で自発的な努力は続けられない。
好きな女の子が新しく出来る余裕と気配もないし、好きだった女の子と連絡を交わせば複雑さはあるにせよ一人でうなって試合せず終了する。
自分に甘い都合のいい8割側の人間。
それでもって他人に対して上から目線で物を言う。
自虐みたいに見えるかもしれないけど、事実だ。卑下でもなく、いいところを挙げないとこうもカッコ悪く見える。
じゃあ気持ちが上向くようにいいところ挙げましょうって話だけど、それができないのが今で、頭が拒否反応を示してしまう。
こんなことをわざわざ発信するのはめんどくさい奴だ。都合がいい上にめんどくさい。
妹はいないけど、もし妹の連れてきた男が自分だったら大外刈りをすると思う。
大外刈りはされたくない。受け身の取り方を知らないから。
劇的に変わることはないことは分かっているので、この一年は少しずつ良い人間になれるよう願って誕生日を迎えたい。
ロコちゃんがハム太郎に問いかける願いと同じだ。
箇条書き
昨晩、何も動けず数時間うなってから突然「生きないと」と思い、冷凍庫にあったレディーボーデンアイスを1箱食べた。706キロカロリー摂取。メロンのお酒に乗せてメロンソーダ風にするのに使う予定だったが、自発的に動いたことだったのでたいへん良かった。えらい。
「痩せたよね」と他部門の先輩に廊下で声をかけられた。痩せ型の人間の体重がジリジリ減ったことに気づくなんて、よく見てくれてるんだなと感じてありがたく思う。仕事面じゃなく、見た目だけどそれでもありがたい。
起こした障害が実は同じ案件で二つ目があることが出社後すぐに分かった。2000個くらい手入力したら誰でもミスるとしか思わないので罪悪感はもう消えた。朝から自動転記ツールを先輩が会議一本行ってる間に作った。これはとてもえらい。
先輩と間近で話して、これまで気にならなかった十本くらいの白髪に目が行った。この中の何本かは俺の仕事のせいなのかなと感じて、一瞬だけ頑張るかあと思った。
バッティングセンターに行ったら半年前打ってた110kmが打てなくなってた。気持ちよくなりに行ったので、85kmに落としてホームランを数本打って周囲のお客さんにドヤ顔をかました。すごい。気持ちが上向いた。
昨日受けた最終面接の結果が先ほど届いていて「お見送り」だった。最終面接の合格率は一般的に5割らしいが、何回最終面接で落とされるのかと思う。でもそろそろ慣れてきた手応えがあるので、今回は不思議と落ち込んではない。
書いてみて、今日は上向いてる感じだと分かる。とてもえらいしすごい。
体感だと3ポイントから15ポイントにアップ。
良くなった原因は、シンプルにやりがいのある仕事をして人と健全な交流をしただけ。
踏んだり蹴ったり
障害を起こした。
そのせいで先輩方は急遽しなくてよかった対応に追われ謝罪する。
自分も慌ただしくリカバリ対応をした。
原因はそもそもの設計ミスだ。
方法のセンスのなさには気づいていた。いつか起こるエラーを自分が起こしただけだし、そもそも作業を確認するダブルチェックも機能していない。
ただ、全国への影響を考えると反省しなければならない。ごめんなさい。
筆者はたびたび見られる真面目さが取り柄だが、真面目すぎるところがある。
その上、芸術家だから感受性が豊かで繊細だ。
面接のための午後休だったが、上がったのは15:30だった。
面接はぼろくそにやられた。手応えはない。
面接は人を見られるものだから、どうしてもその出来が良ければアガるし、良くないとサガる。
合わなかっただけ、と切り替えられる人間としての余裕と自信が今はない。
面接後の今、また業務に戻っている。
障害を引き起こして、面接手ごたえなし。
その上、午後休で浮ついてると思われる。
最近の自己最低パフォーマンス更新を手助けするような、泣きっ面に蜂が2万匹たかってくるような感じだ。
復調は遠い。
メン
メンタルのほころびを感じて数ヶ月。
生きる意欲がない。
さすがに鬱じゃないと思うけど、どっちでもいい。
生きるための家事、生活的なことはギリギリ最低限。
趣味は手が動かない。妄想も出来ない。
食事と洗濯がギリギリまで出来なくなった。
爪切りもちゃんとスケジュールに入れてる人間としてまずい状況。
それでもまだ無気力の先はある。
今日は人間的な姿勢に対する指摘を受けて、その自覚がなかった自分にゲロ吐きそうになる。
一番なりたくなかった人間になっていてめちゃくちゃ恥ずかしくて悔しい。
向き合うしかないけど、最近自分を嫌いになることが多い。
昔の俺はましな人間だった気がするとか思ったり、でも元からこういう人間で裸になっただけだ、とか思ってまたぐるぐるする。
そもそも考えすぎるのは大学時代に植え付けられた悪習だ。
大学のせいにして今の状況を乗り越えたい。
まじめに学問をやったせいだ。
自己肯定感的なものを求めにおっさんみたいにキャバクラとかガールズバーに行く気持ちは1ミリもない。
それでも俺のいいところ100個言ってくれるAIスピーカーがあったらなとか思うのが虚しすぎる。
落ちてないかな、メロンくらいの大きさで。
自己肯定感。
「あったよー」って持ち帰って、切り分けて、みんなで食べてえな。
あと今日思ったことは自分をさらけ出せる人がいて良かったと思う。
たぶん人より多くて30人くらいいる。
別に仲が良いからとかじゃなくて心の露出狂なのかもしれない。
でも俺はその人達は仲が良いと思っているか仲良くしたいと思っている。
極端なところがあるのは少し自覚している。
コミュニケーションの取り方をそれ以外知らないのかもしれない。
学生時代は友達と寝るって言ってから暗い中で何時間も、何でも話した。
他人の目を通して自分を見つけるのは、おもしろい。
今思うと「変な人ですよね」って女性に言われたときも覚えてないけど当たり前に自分の恥部を露出してたんだろう。
あとは何より自分に優しく声をかけてくれる人がありがたい。
今みたいな状況だから、沁みまくる。
今みたいな状況だから、ってのも他人からしたらだるいだろうけど、めちゃくちゃ恩返しをしていきたい。
ださくてくさい文章になって、またゲロ吐きそう。